豊橋の農業の歴史を紹介しています。



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由来と栽培の変遷

 ブドウ科の落葉つる植物。コーカサス地方原産の欧州ブドウと北米原産のアメリカブドウがあります。古代エジプトでは紀元前4,000〜3,000年頃には栽培され、ワインの醸造も行われていました。世界の果実の中で最も生産量が多く、栽培品種も多いです。
 日本のブドウ栽培は、平安時代に遣唐使により甲州へ持ち込まれたのが始まりです。明治に入り、欧州ブドウ、アメリカブドウが輸入されました。現在、栽培の主流は病気に強く、雨や寒さにも強い欧米雑種です。
 豊橋市のぶどう栽培は、巨峰が主体で他にデラウェアも生産されています。

〇巨峰 ・・・ 昭和12年に大井上康代によって、石原早生とセンテニアルの交配により作出された4倍体品種であり大粒です。 豊橋市の巨峰栽培は、昭和20年代に飯村町農家により導入がされ、栽培技術研究が進むとともに面積も拡大してきました。昭和50年代の初めに飯村町農家が全国に先駆けて種無し巨峰を生産することに成功し、以降種無し巨峰としてその栽培が普及してきています。

〇種無し化 ・・・ 開花時期にジベレリンという植物ホルモン剤をブドウの房に漬け、花粉の発芽能力を押さえることで種子ができなくなるのです。ジベレリンはもともと植物の持っている生長ホルモンの一種でブドウにもある成分で、その安全性は確認されていて害はありません。


豊橋のぶどう生産状況
 農業算出額  4億6千万円 (平成14年全国第52位)
 栽培面積   59ヘクタール
 総生産高   646トン 

JA豊橋 出荷期間
単位:トン
6月 7月 8月 9月
75 184 11

JA豊橋 ぶどうの販売高の推移

11年度 12年度 13年度 14年度 15年度
315百万円 286百万円 258百万円 236百万円 201百万円

植物的特長
 茎は枝が変形した巻きひげ状になっています。初夏に花穂を出し黄緑色の小花を咲かせます。熟して暗紫色又は音炎緑色の果実となり、果肉は甘く美味です。生食のほかブドウ酒の原料になっています。ブドウは世界でもっとも多く栽培されている果物です。


栄養価と効用
 ミネラルが豊富で、鉄、カルシウム、カリウム、銅、亜鉛などがまんべんなく含まれています。人間が必要とするミネラルの量はほんのわずかです良いわけですが、からだが正常に働くには欠かせない栄養素です。
  栄養状態がよくなって、鉄分の不足はめったにないと考えている人が多く見受けられますが、最近の女子大学生の4人に1人は献血不適格といわれるほど血液状態が悪く、なかでも鉄欠乏性貧血症が多いといわれています。
  亜鉛は味覚に深くかかわっており、不足すると食物の味がわからなくなります。こうした味覚障害が高齢者と若い女性に増えて来ています。
  ブドウの甘さはブドウ糖と果糖。ブドウ糖は人間の血液中に一定量が存在し、不足するとエネルギー不足になって、からだがだるくなってしまします。
  ぶどうは速効性のあるカロリー源なので、摂取するとすぐ元気が出ます。酸味の主な成分はリンゴ酸と酒石酸ですが、量は少ないです。ぺクチンは最大0.4%と、比較的多く含まれています。
 また、カリウムを多く含んでおり高血圧の予防と食欲増進にも役立ちます。

 干しブドウは生果の糖質やミネラルが濃縮されて、含有率が高くまります。病後の体力回復や妊娠時の栄養補給に大変適してた食物です。
  渋味がありますが、これはカテキンやクロログン酸などのポリフェノール類によるもので、褐変反応の原因になります。

ぶどうのおいしい食べ方
 手を汚さずに皮や種を取り除くのは難しいものです。それに皮をむいてしまうと、せっかくのよい香りやおいしい果汁が流れてしまうので、まるごと口にほうりこんでしまうのがおいしい食べ方です。また、種を飲み込むと盲腸になるというのは迷信。種には栄養がぎっしりつまっているので、実と一緒に食べても大丈夫です。

皮の表面の白い粉は何?
 ぶどうの表面についている白い粉はブルームといい、ぶどうの内部から分泌された天然の物質。新鮮なもの、よく熟したものほどブルームがたくさんついていて、雨水をはじき、病気から実を守ってくれます。農薬やホコリと誤解しないでくださいね。

保存方法
 冷暗所又は冷蔵庫で保存して下さい。長期貯蔵方法として冷凍庫で保存すればシャーベット巨峰としてお正月過ぎまで食べれます。