豊橋の農業の歴史を紹介しています。

四角いメロン『カクメロ』
 7/10放送のSMAPxSMAPに登場!



由来と栽培の変遷

 メロンの原産地は北アメリカとインドとされ、日本で栽培されるメロン類はすべて外国から伝来したものです。その中でアールス系メロンは中近東や中央アジアで生まれた変種がヨーロッパやアメリカで品種改良されたものと言われています。
 日本では大正末期、イギリスから導入された品種「アールス・フェボリット」がガラス温室で営利栽培されるようになり、この時代からの品種改良が現在のアールス系品種の基礎となっています。その後昭和30年代に農業用プラスチックが導入され、ビニールトンネルやビニールハウスの普及とともにガラス室(温室)の利用も著しく増加して、昭和30年代後半に栽培面積が拡大しました。
 豊橋では明治40年に6坪の温室において「マスクメロン」が栽培され、これが民間において最初のメロン栽培と言われていますが、当時は試験研究用の試作としての意味合いが強かったようです。またこの頃の温室栽培が現在の東三河温室園芸のスタートと言われています。
 JA豊橋の温室メロンは青肉系のアールス系メロンと、赤肉系のなんぶハート(商品名)を栽培しています。温室メロンは徹底した温湿度及び水管理を行って栽培します。大きく、高品質な果実を結ばせるために、一本の樹には一個しか実をつけず、残りの果実は小さいうちに摘み取ってしまいます。このため温室メロンは「果実の王様」と呼ばれ、高級果実として位置付けられています。

*マスクメロンとは
 アールスメロンと同義語として使われることが多く、マスクの由来は麝香(ムスク)であると言われ、香り高いメロンの総称として使われます。
 ちなみにアールスメロンとは品種との関連が強い呼び方で、大正時代イギリスから伝わった品種「アールス・フェボリット」に由来します。


豊橋のメロン生産状況(温室・露地を合わせて)
 農業算出額  16億2千万円 (平成14年全国第14位)
 栽培面積   213ヘクタール (温室は58ha)
 総生産高   4,420トン   ( 〃  1,680トン) 

JA豊橋 出荷期間
単位:トン
種類 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
アールス
165
371
48
49
12
 なんぶハート
35
85
25

JA豊橋 温室メロンの販売高の推移

11年度 12年度 13年度 14年度 15年度
809百万円 688百万円 575百万円 439百万円 439百万円

栄養価
 ビタミンB1、ビタミンC、カロチン(ビタミンA)  

食べ頃
 一般に果実の下部(尻部)が柔らかくなり、ほのかな香りがたちこめる頃が食べ頃です。食べ頃になるまでは常温で保存し、食べる2〜3時間前に冷蔵庫で冷やすとおいしくいただけます。

メロンの未来は
  近年、渥美農業高校で四角いメロンを作る試みが行われています。網目の美しさや味など改良すべきことはまだまだありますが、豊橋市老津町のメロン農家さんにお知恵を借りて試行錯誤しています。
ちゃんと四角いでしょ。作り方は企業秘密!  持ってみるとこれくらいの大きさです。  西瓜も同じように作ってみました!やっぱりちょっと頑固に丸くなろうとしています。

保存方法
 丸のまま保存が良いですが、使いかけのものもラップで包んで冷蔵庫へ入れて保存します。ただし、外気温が高いと時間が経つにつれみずみずしさが損なわれるので、できるだけ早く食べ切るようにしましょう。