|
メロンの原産地は北アメリカとインドとされ、日本で栽培されるメロン類はすべて外国から伝来したものです。その中でアールス系メロンは中近東や中央アジアで生まれた変種がヨーロッパやアメリカで品種改良されたものと言われています。
日本では大正末期、イギリスから導入された品種「アールス・フェボリット」がガラス温室で営利栽培されるようになり、この時代からの品種改良が現在のアールス系品種の基礎となっています。その後昭和30年代に農業用プラスチックが導入され、ビニールトンネルやビニールハウスの普及とともにガラス室(温室)の利用も著しく増加して、昭和30年代後半に栽培面積が拡大しました。
豊橋では明治40年に6坪の温室において「マスクメロン」が栽培され、これが民間において最初のメロン栽培と言われていますが、当時は試験研究用の試作としての意味合いが強かったようです。またこの頃の温室栽培が現在の東三河温室園芸のスタートと言われています。
JA豊橋の温室メロンは青肉系のアールス系メロンと、赤肉系のなんぶハート(商品名)を栽培しています。温室メロンは徹底した温湿度及び水管理を行って栽培します。大きく、高品質な果実を結ばせるために、一本の樹には一個しか実をつけず、残りの果実は小さいうちに摘み取ってしまいます。このため温室メロンは「果実の王様」と呼ばれ、高級果実として位置付けられています。
*マスクメロンとは
アールスメロンと同義語として使われることが多く、マスクの由来は麝香(ムスク)であると言われ、香り高いメロンの総称として使われます。
ちなみにアールスメロンとは品種との関連が強い呼び方で、大正時代イギリスから伝わった品種「アールス・フェボリット」に由来します。
|