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| 地租改正 |
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明治六年、地祖改正によって全国的に統一された租税体制が成立した。また、従来の土地に対する複雑な関係が整理され、近代的な土地所有権が確立された。この地租改正が農民に与えた影響は大さなものであった。
地祖が金納化されたために、農民は貨幣を手に入れることが必要となった。特に大きな影響を与えたのは米価の変動であった。米価の下落は、地租の増を意味し、特に規模の小さい貧農層は困窮の度を深めた。明治十五年ないし十七年の米価の低落と松方デフレ政策は、下層農民に極めて不利な状況を作り出した。
また、地租改正では土地所有権を確立し、租税負担者としての地主を保護する立場に立ち、小作人との関係には一切、手をふれなかったので、地主の立場は強化された。
当地方は幕末期から、木綿、藍、菜種、たばこ等商品作物を多く生産しており、農民はすでに貨幣経済の中にあって、冷静に地租改正後の世の動きに対処していった。 |
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「豊橋市南部農協二十年史」より
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