ネットで 農産物の“履歴書”

 農産物の栽培履歴を消費者がインターネットで確認できるシステムをJA豊橋などが開発し、ミニトマトの試験販売を11月2日日からスーパー「アピタ向山店」(豊橋市向山町)で始めました。
 今後1カ月間実施し、消費者の反応からさらに改良し、他の作物や販売店にも広げていく方針です。
 不特定多数の消費者を対象とした同種の取り組みは、東京の大手スーパーなどで行われていますが、県内では初めてです。
 実施するのは、農業に情報技術(IT)を活用しようと、昨年5月に東三河のJAや企業、行政などで組織した「IT農業研究会」です。事務局は豊橋市のサイエンス・クリエイトで農林水産省が推進している青果物のデータベース「SEICA」を活用し、生産情報の公開システムを実現しました。
 今回の情報公開は、JA豊橋ミニトマト部会が生産した減農薬栽培のミニトマトが対象で、1パックごとに付けた13けたの番号を、番号と一緒に記載されたホームページに入力すれば、生産者の名前や、どんな農薬を使ったかなどの栽培履歴を知ることができます。
 今回は試験のため、生産者情報は、個人としては一人だけ登録しており、残りは「ミニトマト部会」の団体名が登録されています。一日約240パックを販売する予定です。
 
店頭に設置したパソコンの画面でも生産情報を閲覧できます。さらに、消費者のニーズを知るため、ホームページ上でアンケートも実施しており、今回はご応募された方の中から抽選でデジカメやトッピーグッズが当たります


 試験販売のミニトマトを購入された市内の主婦は「生産情報が分かると、安心して買うことができる。」と喜んでいました。
 JAあいち経済連青果販売課は「将来的には多くの農産物で生産履歴が検索できるようにしたい。」と意気込みを見せています。